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India(Kolkata3)

その日はマザーハウスに世界中から50名程のボランティアが来ていた。国籍は
カナダ、UK、スペイン、インドネシア、韓国など 様々だった。
ボランティア先として「障害児の家」「障害者の家」「孤児の家」「死を待つ人の家」の4つの「家」
があるが、私はその内の「障害者の家」という場所へ行くこととなった。

韓国の人に案内してもらってその場所に行く途中、
アウト・カースト(不可触賤民とも言われ差別を受けている)の居住区だろう場所を通った。
暫く雨が降っていない筈なのに水たまりが多く 足元はどろどろしており、異臭がした。
家は今にも倒れそうで、中の人々はとても暗い表情をしていた。
そこは、さっき歩いたKolkataの整備された街と目と鼻の先だった。
インドのカーストは根強いとは聞いていたが、初めて目の当たりにした。
その時の気持ちは言葉では表しようがない。何か、苦しかった、としか。

数十分後に「障害者の家」に到着した。が、先ほどの倒れそうな家々とは対照的に
非常に立派な建物だった。恐らく世界中からマザーハウスに寄付金が集まっているからだろう。
だがマザーハウスに保護された人達もいれば、保護されない人達もいる。
マザーテレサの草の根的活動は言うまでもなく素晴らしいが、その活動が救えない範囲もある
ということを、アウト・カーストの人たちの家を見て痛感した。
助けを求めている人はまだいくらでもいるんだ。

ボランティア自体は、非常に楽しめた。
私は寝たきりの人がご飯を食べる手伝いをしたが、この寝たきりの人が非常によく食べた。
プレートに乗せられたカレーを、一粒も残さず食べ切った。
でもその人は、一言も口を利くことができず、食べ終わるとすぐに寝入ってしまった。
寝たきりでない人々は言葉はヒンドゥー語なので会話することはできないが、
意外に人懐っこく、目と目を合わせてコミュニケーションすることができた。

そうやって楽しんでいた一方で、1日だけ「体験ボランティア」をして、一体何がわかるのかと
言う気持はずっと消えなかった
確かにこの目で見ることはできたが、何を学んだかなんて、そんなたいそうな考えが出るほど
長い時間いなかった。
結局、「このボランティアを長期間やるということはすごいことだ」というのが精一杯の感想だった。

又、マザーテレサは、マザーハウスに来てボランティアするよりも、自国の困っている人に手を
差し伸べなさい、と海外から来たボランティアに言ったらしい。
流石だ、と思った。
既にできあがった(知名度高く、人々に認められた)マザーハウスに一時的に
来るのと、自国で地道なボランティア活動するのとでは、たぶん大きく違う。

実のところ私はマザーハウスのボランティアを、インドの旅のどこかの場所と同じく
チラ見して、通過していったに過ぎない。日本に帰ってボランティア活動するかと言えば
「それとこれとは別。ボランティアはしない。生活もあるし。」と言ってしまうだろう。

旅はいい。いろいろな世界を見れる。思いつかないことが目の前で起こる。
でも、そうやって ただ通過するということだけを繰り返すことは
ただの逃げのような気がした。

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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

  1. 2008/11/14(金) 05:58:32|
  2. 旅(インド)
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