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India(Kolkata)

夜行列車の向いの席はスィク教徒(ターバンを巻いている人)の老夫婦だった。
ベンガル語で話しかけられたのでほとんどが意味不明であったが、親切だということはわかった。
カタコトの英語で、君は娘と同じ年頃だ、とかなんとか言って、最後は「アーチャーチャーチャー」と
言って笑っていた。(後で調べたらベンガル語で I see. みたいな意味だった。)

暫くして夕食時の時間になり、「ご飯はいらないのか。今なら向こうに行けば買えるよ」と
教えてくれたが 面倒くさかったので「要らない」と答えた。
また暫く経つと、老夫婦は弁当のようなものを広げ始めた。
チャパティー(ナンより薄い)に、何やら紐で縛った黒い物体を乗せ、キュウリを添えて巻いている。
それを覚られないように横目で見ていると、その巻き終わったチャパティーを、意外にも
「食べなさい」と私に渡してくれた。
なんて親切な、、。私はとても嬉しかった。

一方、「インドの列車では 食べ物は貰わないように」、とガイドブックに
わざわざ注意書きがあるほど、日本人が電車でトラブルに遭う例は多いらしい、
ということが気になった。
(トイレに行っている間に自分のミネラルウォーターに薬を入れられ、それを飲み
意識不明になっている間に身包み剥がされた、など。)

差し出されたチャパティー巻きを見ながら、これを食べたらもしかしたら・・・と
1~2秒の間に数回自分に「どうするか、食うか?」と問いかけをし、
直後に「食べてしまえ」との決定を下した。

何故なら、その老夫婦の目は、本当に心の優しい人が持っている目だと思ったから。それだけ。
私は、「目は口ほどにものを言う」以上に、目にはその人の人格や、生き様のようなものまで
映し出されると思っている。
言葉が通じないなら、目を見て判断すれば、ほぼ間違いはない。
少なくとも今のところ、一度も間違えたことはない。

兎に角、その老夫婦は、薪代を要求してきた老婆とは明らかに違う眼差しを
持っていた(気がした)。

私はお礼を言って、チャパティー巻きをほおばった。
黒い物体が一体何なのか最後までわからなかったが、とてもおいしかった。
見ず知らずの日本人に、ここまで親切にしてくれ、本当に感激した。
親切って、本当に温かい。
朝になり、無事に目が覚めたので、その食べ物には毒は入っていなかったようだ。

やがて老夫婦が下車した。その直後、私がトイレに行っているほんの1-2分の間に
私の携帯が盗まれた。網棚に入れておいた私が悪かった。
取り敢えず職員を呼び、職員と親切な?乗客計3人に囲まれたが
結局「下車後に警察に行け」と。そんなの見つかるわけないと思っていると
不意に、「おまえ携帯2個持ってるだろう」と3人の中の1人が言った。
確かに私は携帯を2個持っていた。だが、何故知っているんだ?
3人とも、私が携帯を失くした後にここへ来た筈なのに。
怪しい・・・。この中の誰かが、私が携帯を2個持ってるから1個くらいはいいだろうと
思って盗ったのでは・・・。
しかし正面から疑うほど確実な証拠はないので、
とにかく私はどうしよう、どうしよう と必要以上に困った顔をした。

すると約30分後、突如ベッドの下から携帯が出てきた。
ベッド下は、網棚からテレポーテーションでもしない限り移動不可能な場所だ。
不可解ではあったが取り急ぎ職員と親切な?乗客に見つかった、と知らせると 
「神のご加護だ」と皆お祈りを始めた。

私はこの中の誰が犯人だったのか、と思ったが 結局返してくれたので
結果オーライとすることにした。

親切な?乗客は、その後もKolkataの最寄駅到着まで近くにいてくれ、
下車後も途中まで一緒に、と 共にタクシーに乗った。
暫く走ると彼は、当然のようにタクシー代を払わずに笑顔でお別れを言って降りて行った。
この憎めないちゃっかりさ。(単にはめられた気もするが)

で、ようやくKolkataの街に足を踏み入れた。
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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

  1. 2008/11/11(火) 08:23:14|
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