思うところ

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India(Darjeeling2)

その後街をフラつく。が、Darjeelingの街は空気が汚い。
標高2000メートルの地とは思えぬ空気の悪さだ。
空気を汚す諸悪の根源は 私が何度も世話になったジープだ。
道路条件が最悪の道を力強く走るジープは移動時は心強いが、
徒歩する立場となると一気に迷惑な存在になる。
ディーゼルエンジンを使用しているらしく 排気ガスは真っ黒で、悪臭がする。
タオルを口に当てていたが、肺が苦しくなり咳き込んでしまったほどだ。
私は街をゲホゲホ言いながら走りぬけ、空気のいい場所まで登った。
Darjeelingの人は、せっかくこんな素晴らしい自然の中に生きているのに、
生活する場ではいつもあんな排気ガスが蔓延しているなんて・・・。
どうやったらDarjeelingでディーゼル車を廃止できるもんか、政治家は考えているのかと
短時間考えたが 私には何もできまいと思ったら急に無気力になって 考えるのを止めた。

その直後、
排気ガスのせいか、気温が急激に下がったせいか、腸チフスが流行していたKolkataで
ハエがたかる屋台のカレーを食べていたせいか、何だかわからないが 急に体調が悪くなった。
フラフラになりながらホテルに帰り、ベッドに倒れ暫く眠った。が、全然治らない。
お腹は痛く、ガタガタと体が震える。ヤバい。しかも明日はDelhiから帰国しなければならないのに。
私は近くの薬局で買ったインドの抗生物質を飲み込んで、もう一度寝た。
暫くしてもう一度起きたが、やはり治らない。でももうDelhiに行くために
空港に行かなければいけない。この飛行機でないと、帰国便にも間に合わなくなる。
私は荷物を纏めてバックパックを背負って宿を出た。

体調最悪の中、またジープに乗る。でもあとは乗り物に乗るだけ、、何とか大丈夫そうだ・・・
そう思っていたが、いつまでたっても空港に着かない。
お祭りをしていて、大渋滞で車が前に進まないのだ。
その上ジープの運転手がお昼休憩など取るから、1時間半以上余裕を見ていた時間がいつの間
にかなくなり、本当に飛行機に乗り遅れそうだ、というところまで時間がなくなった。
「大丈夫、ここはインド。焦らない。」とずっと思っていた私も流石に焦りはじめ、
「飛行機に間に合わないよ!早く出発して」とカレーを食べている途中の運転手にせがんだ。
運転手は、大丈夫、あと30分くらいで着く、と言う。あと30分じゃ、出発時刻を越えてしまう!
更に私は言った。すると、航空会社はどこだと言う。チケットの控えを見せると、航空会社に
電話して何やら話している。電話を切ると、運転手は「大丈夫、飛行機は出発が1時間遅れる
ことになったらしい」と。
「ウソつけ!クソ!」と私はつい怒鳴った。
何かわからないが絶対に嘘だと思った。もし本当だったら悪いな、とちょっと思ったが、
謝る余裕は既になかった。

その後 半ば諦め気味で、空港に向かった。が、どこかでまだ大丈夫では、
飛行機には乗れるのでは、と思っていた。
ジープを降り30分程リキシャーに揺られ、ようやく空港に着いた。
走ったが、時既に遅し。飛行機は遅延などしていなかった。定刻通りに出発していた。
私のチケットは、変更不可のもの。よって、そのチケットは紙くずとなった。

だが、今日Delhiに帰らないと、帰国便までパアになってしまう。
金を出すから、他の便はないかと聞いても、ないと言われる。
でもどうしてもDelhiに行かねば。他の航空会社をいくつも周った。
ようやくある航空会社に、あと30分後にある、と言われ、信じられない程高い値段を言い渡された。
背に腹は変えられない。私は持っている全財産を出してチケットを買った。
チケットを買ったら、残ったのは20~30ルピー(100円くらい)だった。
本当にギリギリだった。これでお金が足りなかったら本当にお終いだった。

とにかくようやくチケットを手に入れ、私はDelhiに戻り、体調最悪のまま帰国の途に着いたのだった。
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テーマ:一人旅 - ジャンル:旅行

  1. 2008/11/15(土) 09:24:18|
  2. 旅(インド)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

全部読みました。
超リアル、すげぇおもろい。
先週、ちょうど帰国中のインド駐在員に聞いた、日本人個人旅行者の話。
「長期親切にしてくれたインド人の家に招待されて、杯を交わしたんだけど、それに薬が入っていたらしく、眠らされて気づいたら見ず知らずの場所で身包みはがされて放置されていた。で、自分の日本語通訳を借り出して、警察に連れて行って事情説明とか、とにかく大変だった」らしい。
読んでいて、似たような環境にいるなぁと思っていたけど、なんとか無事にいるのであればよかった。

インドって、二輪四輪ともまだまだ裾野は広いので、空気汚染はまだまだ改善されないだろうし、むしろ悪化の一途を辿るかも。
先進国も同じような環境を経て今に至っているから、途上国も同じ過程を歩んでいくんだろうなぁと思っています。
メーカーの最先端技術と努力と、現代だからできる、国の整備が求められますね。
  1. 2008/11/15(土) 21:09:17 |
  2. URL |
  3. ウチピー #-
  4. [ 編集 ]

サバイバル

ねぇ・・・大丈夫??
相変わらずすごすぎる日常を送ってるねv-129

でも生きてるだけでほっとした。
もうひとりじゃないんだから、無茶はしちゃダメだからねv-237
  1. 2008/11/18(火) 12:22:51 |
  2. URL |
  3. さおり #-
  4. [ 編集 ]

>ウチピー 
ありがとう!
身近にトラブルが起こったと聞くと、余計恐いよね。私も駐在員から、
数か月前 慶応大生(男の子)が、夜中の2時にDelhiの空港に降り立ってから行方不明になり、
今も見つかっていないと聞いたよ。私もDelhiに着いたのは同じく夜中の2時だった。だから必要以上に気をつけていた(つもり)よ。

インドみたいな国で、空気汚染を規制するのはやはり時期尚早なのかな。
一方、これまた駐在員からだけど、Delhiでは自動車の排気ガスに何らかの規制を加えていて、
Delhiの空気は比較的よくなった、とか。又聞きなので詳しくはわからないけど。。

あと、インドを走る車って 国産のTATAと日本のSUZUKIがほとんどなのね。
SUZUKIがここまでシェア高いとは知らず、驚いたよ。
 SUZUKI車はコスト削減のため他の日本の自動車メーカーと比べ、ネジの数が3分の2くらいしかなく、
その分安全性に欠けることからか「走る棺桶」と呼ばれていたとか聞いたことあるけど、そんなSUZUKIだからこそ
TATAにコストで対抗できたのか、、、
どちらにせよ、海外でがんばっている日本企業は何か応援したくなります。

>さおり
来てくれたのね~ありがとう、大丈夫、インドではちゃんと夜は出歩かないようにしていたよ。
(それ以前に結婚後に一人でインド行くなということだと思うが。)
気をつけます。たこやきの時は死んでいて役立たずですまん。ちょっとだけしか食べられなかったけど、美味しかったよ。
さおりこそ働き過ぎぬように!
さおりは超シッカリ仕事しそうね。私がもし後輩だったらメチャクチャ絞られそうなので 仕事は別々でよかったと思う次第。
  1. 2008/11/19(水) 01:58:11 |
  2. URL |
  3. SUNA #T.9YoUd6
  4. [ 編集 ]

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